敗戦記念日

祖母から聞いた話。敗戦の放送を聞いた時の率直な感想。

「戦地に行ったひとり息子が、生きてさえいれば、
これで大手を振って、帰ってくるのを待つことができる。」
戦地に、こどもを出した母親の、本当の気持ちだろう。
生きていてほしいと心から思ったという。
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もちろん、息子が沖縄にいたのも知らされていないし、
病気で、本島から宮古に行ったなんて、
帰ってから、聞かされたのだ。
宮古に行った時点で、父は命を得た。
  (これとて、結果論ではある)
通信兵で、約数日前に「何となく終わる(負ける)」のが
わかった時は、ジーンと喜びが湧いてきたと。

父は終戦でなく、死ぬまで敗戦と言っていた。
だから、わが家に終戦記念日ということばはない。


追記……父は沖縄で、紅型に出会い、
死ぬまで染色の仕事をしていた。

by liberajoy | 2012-08-15 07:41 | 日記 | Comments(0)