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立川談春初体験

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チケットが取りにくいベスト3に入るという談春の独演会に行って来ました。友人からのお誘いでした。
うれしい、うれしいプレゼントでした。
九州吹き戻しという怪作を聴くこともでき、大満足。
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日本青年館大ホールへ、行く途中。東京体育館です。

saheiziさんのコメントに対する答えを、以下に書きました。
吉原で遊び尽くして、親からもらった財産を無くして、
地方(それも、な、なんと九州は熊本)に、流れ流れて行ってしまった若旦那の話。
彼が江戸で、(遊びながら)得てきた技術で成功するという話が前編。
後編はそこで稼いだけど、やはり江戸が懐かしくなり、戻ろうという話。
歩いて帰ればいいものを、手を抜いて(?)船に乗る。
台風に遭って、鹿児島に戻されるというオチがつく。
この話は、ただそれだけのもの。
1時間を超す話だが、江戸での遊ぶ風景、熊本での働きぶり、船の中での振り回される話は
それぞれ、力が要る。
終わってみれば、じゃ、何なの?という噺だが、
リアルな演技が必要とされるから、通常の寄席では決してかけられない噺。
ラジオ東京で聞いた出っ歯の金馬から始まった落語鑑賞歴だが、
この噺は生まれて始めて聴きました。
長いマクラも立川流のそれぞれのキャラクター分析から始まり、
立川流とは何だを知りたかったLJにはサイコーでした。
もう、少し志の輔の話を聴きたかったが。
ますます、談春、志らく、志の輔など追っかけたくなってきたし、
談志の残した財産の凄さを感じています。
「古典をやらせりゃ、俺以上」と談志に言わせた談春の力も知ることができました。

でも、口直しに池袋演芸場に行きたくなりました。

by liberajoy | 2013-06-17 07:49 | 日記